【復刻版】金沢の風習
- 井上雪著
- 石川県金沢市玉川町の光徳寺の坊守(ぼうもり)で作家だった著者が、1978(昭和53)年に出版した随筆集の復刻版。市民の暮らしと伝統行事や習俗が濃密に結び付いた郷土の昭和の風景がぬくもりあふれる文章で描かれている。初詣や出初め式から除夜の鐘までの年中行事をはじめ仏事、祭り、伝統食などの50話を通じて四季豊かな金沢の生活を伝えている。
99年、68歳で死去した井上氏は俳人でもあり、随筆の所々に織り込まれた自然美をうたう句が郷土愛に満ちた文に詩情をそえている。
- 郷土の文学(小説・詩歌、それに関する評論なども含む)
- 四六判 256P 12/01 978-4-8330-1837-1
- 送料 300円