守り猫重兵衛 一の書
- 野村昌範著
- 江戸前期の加賀藩を舞台にした時代小説で、御算用者(ごさんようもの)出身の藩士が4代藩主前田光高を狙う刺客に立ち向かう内容の娯楽作。
物語は、次期将軍の座を狙う紀州徳川家が、将軍家光から養子にと望まれている光高の暗殺を企てるところに端を発する。富田(とだ)流剣術の使い手である主人公猫目重兵衛が強敵と刃(やいば)を交わすシーンが随所に織り込まれている。著者は金沢市内に足を運んで構想を練り、実在の家老らも登場させた。
- 郷土の文学(小説・詩歌、それに関する評論なども含む)
- 四六判 268P 12/04 978-4-8330-1864-7
- 送料 300円