阿千代物語 仏御前異聞たどり
- 山岸正著
- 平清盛の寵愛(ちょうあい)を受けた白拍子(しらびょうし)・仏御前(ほとけごぜん)が主人公。
清盛の子を宿し、命を狙われながら加賀(現在の小松市)に帰郷する後半生をドラマチックに描き、おおらかで生命力おう盛な平安期の民衆を活写した戯曲。
阿千代は仏御前の幼名。一族や仲間に守られ郷土に戻り、湯屋を開業して人生の再スタートを切る筋立てで、能美市の蟹淵(がんぶち)に伝わる雨乞(ご)いや白山市吉野谷に残る「仏御前の安産岩」などの伝承を織り込み、郷土色豊かな物語となっている。
- 郷土の人物(江戸時代以前、政治家も含む)
- A5判 394P 11/04 978-4-8330-1798-5
- 送料 300円