残照 井上靖 道彩々
- 森井道男 著
- 旧制四高に学び石川県とゆかりが深い作家、井上靖の文学や人物像を探る評論。
著者は井上靖が1991(平成3)年に死去するまで長年にわたって取材し、本人の言葉を丹念に書き留めた語録ノートをもとにしている。「孔子」「本覚坊遺文」などの傑作を井上の肉声に基づき考察したほか、小説にしなかった親鸞をどのような人物としてとらえていたかなど井上文学の知られざる一面も掘り下げた。
ほかに五木寛之、唯川恵ら金沢ゆかりの作家論やエッセーも収録した。
- 郷土の文学(小説・詩歌、それに関する評論なども含む)
- 四六判 210P 12/09 978-4-8330-1895-1
- 送料 300円