維新に先駆けた絵師 とつげん・いっけい
- 津木林 洋
- 江戸時代末期の絵師、名古屋生まれの田中訥言と弟子の宇喜多一蕙。平安王朝時代に隆盛を極めた「やまと絵」を模写、写生し極め「平安の作画技法」に立ち返ることが、日本絵画を発展させていくことになると唱え実行した。
本書は、地方で創作に励み、旅に生きた絵師たちに光を当てた長編時代小説。「贋マリア伝」で直木賞候補となった著者が手練れの筆致で描きあげた。
- 郷土の文学(小説・詩歌、それに関する評論なども含む)
- A5 434 16/11 978-4-8062-0719-1
- 本体価格 2500円+税